知ってるようで知らない内容かもしれませんが、プロフェッショナルがしっかりと説明。
エンジニアの中には、プラントエンジニアという仕事があります。プラントエンジニアというと、あまり聞き慣れないという人が多いかもしれません。プラントエンジニアとは、生産設備の設計や管理を専門的に行うエンジニアのことをいいます。一つのエンジニアが全てを行うわけではなく、さまざまな専門のエンジニアが手がけることになります。例えば、機械系エンジニア、化学系エンジニア、電気系エンジニア、土木系エンジニアなどとの仕事になります。具体的に何を行うかというと、機械系エンジニアは、プラントの設計と構築、運用、メンテナンスなどを行います。化学系エンジニアは、原料からモノを作るためのプロセスを構築するのが仕事です。電気系エンジニアは、それぞれのプラントへの電力供給システムを作ったり、プラント全体の制御システムを作るのが仕事です。土木系エンジニアは、プラント自体やそれに付随する施設や道路などの設計・施工管理を手がけるのが仕事です。それぞれ機械工学系、化学工学系、電気工学・電子工学系、土木工学科系の専門的な知識が必要となります。これらのプラントエンジニアに必要とされるのは、どのようなことなのでしょうか。まず第一には、専門知識の習得が必要です。これは当然といえますね。これに続いて重要といえるのが、コミュニケーション能力です。というのも、プラントエンジニアの仕事は、チームやプロジェクトはもちろんのこと、社内、社外のさまざまな人たちと関わりながら進めていかなければなりません。話し合いをしたり、折衝をしたり、全体をまとめたりする能力も必要になってくるのです。ですから、プラントエンジニアになるためには、基礎的な専門知識を身につけることも大切ですが、コミュニケーション能力をつけておくことも大切となります。例えば、これからエンジニアを目指す人ならば、勉強や仕事をしながら、コミュニケーションを円滑に取れるように努力していきましょう。さまざまな相手と話すようにしたり、自分の意見をはっきりと話せるようにしたり、人の意見に耳を傾けるようにしたり、総合的な力をつけていくことが大切となります。このようにエンジニアは幅広い力が必要とされる仕事です。ある意味では大変かもしれませんが、身につけた力が存分にいかせるフィールドがあるという意味ではやりがいの大きい仕事といえるでしょう。